パソコン・スマホのやりすぎ注意!自律神経に悪影響を及ぼす理由と対策
パソコンやスマホ、やりすぎていませんか?
インターネットの普及によって、今やパソコンやスマホを使わない生活の方が難しくなってきています。
しかし、パソコンやスマホを長時間使いすぎると、自律神経に悪影響を及ぼしたり、肉体的にもさまざまな症状が出る危険性があります。
この記事の目次
パソコン・スマホの使いすぎによる症状
肉体的な症状
- 腱鞘炎や変形(指など)を招く
指に過度な負荷をかけることで、腱鞘炎や指の形が変形してしまう恐れがあります。
- 骨盤が歪む
パソコンやスマホに夢中になっていると、姿勢が悪くなりがちです。姿勢が悪いと首や腰に負担が多くなり、骨盤が歪んでしまう可能性があります。
- 肩こり・首コリ
姿勢が悪くなり骨盤が歪むことで体のあらゆる箇所に「コリ」が発生します。
- 吐き気・めまい
姿勢の悪化、電磁波の浴びすぎによって吐き気やめまいが起こることがあります。
- 抜け毛
長時間じっとした態勢でいることで血行が悪くなり、必要な栄養分がいきわたらず抜け毛が増える可能性があります。
- 視力低下
パソコンやスマホの画面を至近距離で長時間見続けることで視力が低下します。また、眼精疲労によって肩こりやめまいを引き起こす原因となります。
精神的な症状
- 不眠症
眠れない・熟睡できないなどの不眠症状を引き起こす可能性があります。
- イライラ・不安感・落ち込み
姿勢の悪化、ブルーライトの影響などによって、小さなことでイライラしたり落ち込むなどの精神症状がでることがあります。
- 疲労感・気だるい
ブルーライトや睡眠不足の影響によって疲労感や気だるさを感じる人が増えています。
ざっとご紹介しましたが、上記以外にも細かい弊害が知らず知らずのうちに起こっている可能性は多いにあるでしょう。
これらの症状が出てしまう原因として考えられることはいくつかありますが、その中でも特に多いのは『自律神経への悪影響によるもの』です。
自律神経への悪影響がさまざまな症状を引き起こす
ブルーライトが及ぼす自律神経への悪影響
スマホやパソコンからは、『ブルーライト』と呼ばれる非常に強い光が発せられています。
このブルーライトを見続けていると、興奮や緊張を司る神経(交感神経)が刺激され、リラックスを司る神経(副交感神経)の働きが弱くなってしまうのです。
布団に入ってからもスマホを使っているという方は多いですが、この行為は眠れない、眠りが浅いなどの症状を引き起こすばかりか、興奮状態が続くことで早朝に覚醒してしまうことも考えられます。
つまり、寝る前にパソコンやスマホを使うことは、睡眠に多大な悪影響を及ぼす危険性があるということです。
緊張やドキドキ、不安などの症状の原因にもなる「睡眠不足」を回避するためにも、せめて寝る1時間前にはパソコン作業やスマホの使用を済ませてしまいましょう。
姿勢の悪さが及ぼす自律神経への悪影響
長時間パソコン作業をしていると、どんどん姿勢が悪くなっていく傾向があります。
集中するほど顔が画面に近づくので、自然と首が突き出た状態になります。
また、『パソコン画面の位置』と『座っているイスの高さ』のバランスが悪いと、首や肩に大きな負担をかけてしまう姿勢になります。
実は、首と自律神経は深く関わっており、首への負担がそのまま心身の不調を招く恐れがあるという説もあるほどです。
姿勢の悪さによって首を圧迫したり、長時間のデスクワークよって首に負担をかけ続けると、血行が悪くなり、自律神経が正常な働きをしなく(しづらく)なります。
これが、頭痛やめまいなどの身体的症状、イライラや不安感などの精神的症状を引き起こす原因と考えられます。
パソコン・スマホとの上手な付き合い方
パソコンやスマホの使いすぎによる様々な悪影響、危険性はおわかりいただけたかと思います。
しかし、仕事でどうしても使わなくてはいけないという方は多いですし、スマホなしの生活はもはや考えられないほど、スマホ関連サービスが増え続けています。
ではどうすればパソコン・スマホと上手に付き合っていけるのでしょうか。
簡単にできる5つのポイント
- 姿勢に注意する(前傾姿勢になっていないか?背中が丸くなっていないか?)
- 1時間おきに休憩をとる(肩・首のストレッチをする、目をつぶる、景色を見て目もストレッチする)
- 寝る前は使用後1時間は間隔をあける
- ブルーライトをカットする(明るさを下げる、ブルーライトをカットするフィルムやメガネを使用する)
- 目のケアを怠らない(目のサプリ、ホットアイマスクなど)
以上の5つに気を付けて、上手に付き合っていくようにしましょう。
ただ、あまりに症状がひどい場合は、できる限りパソコンやスマホの使用を避けることをおすすめします。