自律神経失調症になりやすい体質とは?
自律神経失調症は誰しも発症する可能性がありますが、特になりやすい体質の人がいます。
自律神経のバランスが崩れる原因には、精神的なものと身体的なものがありますが、日々の活動パターンや食習慣などでもいくつかのタイプに分類することができます。
【神経質な性格】
- 完全主義
- 潔癖症
- 几帳面
- 責任感が強い
こういった性格の方は日常で「不快感」を感じることが多く、怒りや不満など心理的なマイナス要因を抱えやすく交感神経が優位になりやすい体質です。
このタイプの方は周囲の人達と円満な人間関係を構築しにくかったり、表面的には問題なくても心の奥底でストレスを感じてしまっていたりもします。
小さなミスを過度に悔やむばかりに行動そのものを嫌いになったり、普通の人がなんとも思わないことがトラウマになることもあります。
常に何らかのストレスを抱える生活を送り、自律神経のバランスを崩してしまうというわけです。
基本的には規則正しい生活をしていたり、食生活や生活習慣もきちんと整える人が多く、一見健康的に見えますが、意外にも自律神経失調症を発症しやすい性格の持ち主といえます。
こういった性格の人は、日々のストレスや緊張状態をいかに発散できるかが大切になってきます。
ストレス発散の方法は人によって異なりますが、リラックスを促す栄養素の摂取や運動による解消が最も取り組みやすい方法だと言えるでしょう。
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【生活習慣が悪い人】
上記の人とは正反対の性質の人です。
楽天的で細かいことに気をとらわれず、くよくよしないからといっても安心は禁物です。
こういったタイプの人には「快楽主義者」が多く、楽しめることが好きで、暴飲暴食、夜更かし、嗜好品の摂り過ぎなど生活習慣が乱れている場合が多いのです。
そしてもう一つが「遊び」です。
ほとんどの人は仕事は辛く、遊びは楽しいものですが、仕事は辛いがゆえに「休憩」をとり心身を休めますが、遊びに関しては楽しくてアドレナリンが出ているために休息を忘れがちです。
昔は徹夜でマージャンをする人がよく神経症を訴えていまいしたし、現在でも朝から夜までパチンコを打つ人も自律神経失調症になりやすい生活と言えるでしょう。
栄養のことを考えずに美味しいものばかりを食べ、必須栄養素が不足をしたり、アルコールやニコチンなど、体内ミネラルを多く消費してしまうような嗜好品の摂取に明け暮れていると、当然の事ながら脳に悪影響を与えて自律神経に支障を来すこともあります。
重度のアルコール依存患者のほとんどが自律神経に障害があることも事実です。
【虚弱体質】
個人差があり、決してすべての人には当てはまりませんが、人の精神の強さは体力と比例しています。
老齢になり病気がちになると弱気になるのが現実ですし、虚弱で体力がなくてもやはりストレスには弱くなります。
これは動物的本能からくるものでもあり、自然界で力のないものは生き残れませんので、血気盛んで体力のある者と比べると、多くの「不安」と「恐怖」を感じて生活をしなくてはならず、そのために交感神経が優位な状態が長いのです。
こういった体質の方も自律神経失調症になる可能性が高いと言えます。
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【まとめ】
自律神経失調症の症状のにもいろいろあり、社会不安障害やパニック障害などの心理的なもの、体調が思わしくない不定愁訴など、心と体の両方現われます。
悪循環を積み重ねていくと免疫力も低下しますので、さらに思い症状のうつ病やガン、脳卒中など多くの病気の引き金になる危険性もあるのです。
自律神経を整える食事を心がけることや、自律神経に効く運動・ストレッチで運動不足を解消することで、症状を改善し、悪化を防ぐことができるでしょう。