自律神経失調症になりやすい人は自己嫌悪や罪悪感を感じやすい?

自律神経失調症は、段階的に人間の精神をむしばんでいきます。

現在報告されている多くの不安障害や心身症の影には、必ずと言ってよいほど自律神経失調症が潜んでいるそうです。

そんな自律神経失調症に悩まさる方のなかには、「自己嫌悪」「罪悪感」を覚える人が少なくないといいます。頻度や時間が多い場合は、そのまま放置してしまうと「うつ病」に進行してしまう危険性もありますので、できるだけ早い対処が必要となります。

このページでは、自律神経失調症の進行と「自己嫌悪」や「罪悪感」を感じるメカニズムなどをまとめています。

感情をつかさどる脳内物質が関係している

自律神経は、人の体に存在する無数の生体機能に関わりをもっています。

自律神経の出発点は「脳中枢」につながっており、人の感情と自律神経は緻密な関係をもっていることがわかっています。

人の感情は「ノルアドレナリン」「ドーパミン」「セロトニン」という、モノアミン系の神経伝達物質が中心となっており、うれしいときにはドーパミン怒りや恐怖を感じたときにはノルアドレナリンが分泌し、そのバランスをコントロールしているのがセロトニンです。

自律神経失調症の治療に欠かせない『セロトニン』

 

この神経伝達物質の動きに、自律神経はダイレクトに直結しています。

うれしいときは興奮して体も軽くなりますが、恐怖や不安を感じると全身が固く緊張するようなことになります。

ドーパミン、ノルアドレナリンが活性化すると、自律神経の「交感神経」が激しく活動をはじめ、反対にセロトニンが活性化することで副交感神経が働いてリラックスモードに入ります。

自律神経がうつ病に進行するメカニズムは、この逆の経路で情報が伝達してしまうことが原因だといわれています。

交感神経がもたらす「脳」への悪影響

自律神経失調症になると、不適切に交感神経が作動した状態が続きます。このときに、先ほどの「脳から自律神経への伝達」と逆のことが起きます。

交感神経に刺激された神経伝達物質ノルアドレナリンがさかんに分泌され、「不安」「イライラする」「意味もなく恐怖を感じる」などといった状態になりやすくなってしまうのです。

この状態では当然前向きな考えができなくなっていますので、普段なら何でもないようなことでも責任を重く感じたり、自分を責めてしまうといった状態になりやすくなります。

このときに感情の平穏を保とうする「セロトニン」がノルアドレナリンの動きを止めようと分泌されますが、力尽きてしまうと、「ノルアドレナリンの暴走」がはじまります。

その結果情緒不安定になり、常に落ち着かず、おどおどして恐怖に支配されるのがこの段階です。

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攻撃性をもつ「ノルアドレナリン」も関係している

自律神経失調症によるストレスによってノルアドレナリンが多量に分泌されますが、さらにその状態が持続すると、今度はノルアドレナリンが急速に減っていきます。ノルアドレナリンが減少して底をつき、そのときに起きる衝動が「攻撃性」です。

イライラしたり恐怖や不安を感じていたものが、一転して「憎しみ」や「恨み」などの感情をもちはじめ、怒りっぽく被害妄想的で、暴力的な発想をするようになるのです。

そしてそれがさらに持続すると、その攻撃が「自分自身」に向けられるようになります。

自己嫌悪や罪悪感を感じるというのは、ノルアドレナリンが減少することによる「攻撃性」の一つの状態だということです。

暴力事件を起こす犯罪者は一貫性がなく気分屋が多いそうです。

突然、激昂したり落ち込んだり、他人を傷つけることもあれば、自殺をしてしまうこともあり、多くは「抑うつ」「うつ病」を発症しているそうです。

「犯罪者とノルアドレナリン」の研究はアメリカを中心にさかんで、犯罪者を”病気の一種”と考えることで”懲罰”ではなく”医療”によって犯罪・自殺の発生率を抑えることができるのではないか?と考えられるようになっているそうです。

 

長くなりましたが、このように自律神経失調症はたくさんの段階を経過して、そのステージごとに表情を変える怖い病気です。

自律神経失調症が、抑うつ、うつ病に姿を変える初期段階で、抑制系の「セロトニン」を不足させないことが心身症治療の基本となることを覚えておくと良いでしょう。

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【この記事のまとめ】

  • 自律神経失調症は神経伝達物質に影響を与える
  • 自律神経失調症によって、まず「恐怖感」や「不安感」を感じるようになる
  • 自律神経失調症が長期にわたって継続すると「攻撃性」をもつようになる
  • 自律神経失調症によってノルアドレナリンが減少すると「自分自身を攻撃」するようになる


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