人と話すときに異常に緊張して汗が出る│原因・症状・対策
人と会って話をする際などに、汗が噴き出てしまうことはありませんか?
緊張するような場面などでじわっと汗がにじむことは誰にでもあるかと思いますが、普通に人と話すだけで強い不安や緊張を感じたり、汗が噴き出てくるようなケースもあります。
人の視線を感じたりすることでこの症状は強く出る傾向にあり、人前に出たり話したりすることが苦手になってしまうケースもあるようです。
この記事の目次
なぜ、このような症状が出てしまうのか?
過去の経験やトラウマ
過去に人前で大きな失敗をしてしまったり、恥ずかしい思いをすると「また恥をかきたくない」という思いから、過剰に人目を気にするようになってしまいます。
何をするにも不安や緊張がつきまといますので、異常な発汗に繋がってしまいます。
リラックス・休息不足
仕事やプライベートが忙しくてなかなか休息できていないときにも、このような症状は出やすくなります。
- 毎日残業続き
- 休憩中もスマホをいじっている
- 運動する習慣がない
- ストレスを感じることが多い
- 睡眠不足であることが多い
- 熟睡できていない
こういった生活を続けていると、徐々に自律神経のバランスが乱れ、『不安』や『緊張』『恐怖』といった感情を抱えやすくなります。
こういった危機的状況を脳が察知すると、「逃避行動」もしくは「闘争行動」をとるために体温と血糖値を上昇させ、筋肉を活発にしますので、大量の発汗を引き起こすこともあるのです。
まずは、たとえ短時間だとしても『質の高い睡眠』をとることが大切です。
仕事やプライベートのリズムを崩せないような方は、質の高い休息をサポートしてくれるサプリメントの導入も考えましょう。
深い休息をとることは精神的な安定を得ることにもつながりますので、小さなことに過剰に反応したりビクビクすることも減っていくはずです。
私が実際に飲んでいる休息サプリは以下の記事でご紹介しています。興味のある方は読んでみてください。
➡心を落ち着かせて気分を安定させる『ラフマ』-効果・摂取方法・サプリ-
性格も関係している
「気を使う性格」「緊張しやすい性格」は、他人の顔色を常に伺うため神経質になりがちです。
なかなか自分の主張を口にできなかったり、相手の望みに応えようとし過ぎるため、何気ない会話であっても不安や緊張を感じやすくなります。
緊張で発汗しやすい人に多い特徴
- 完璧主義
- 小さなことでクヨクヨしてしまう人(自分に自信が持てない)
- 他人の顔色を気にする
- 潔癖症
- 「承認欲求」が強い
- 運動不足などで体力が衰えている
- 睡眠障害になっている
- 食生活が乱れている
これらは会話が苦手なことで汗をかいてしまう症状が出やすい人の特徴ですが、同時に自律神経失調症になりやすい人でもあります。
これらの性格とは反対に、おおらかな性格で、失敗してもクヨクヨしない人、また少し鈍感でマイペースな人などは自分の中からストレスを生み出しづらいという特徴があります。
会話時の緊張や汗を緩和する方法3選
ここでは、会話によって緊張して汗をかく症状を改善するための方法を3つご紹介します。
セロトニン不足の解消
人が不安や緊張を感じるとき、脳内では「ノルアドレナリン」という興奮物質が分泌され、これが自律神経に悪影響を及ぼすことで発汗しやすくなります。
こういった感情の動きを抑制し、冷静でいられるように分泌されるのが、脳内物質である「セロトニン」です。
セロトニンが活発に分泌される人は冷静を保つことができ、過度な焦燥感に襲われることは少ないという特徴があります。
セロトニンはさまざまな原因で増減しますので、基本的にはたくさん作り出して貯蔵しておく必要があります。まずはセロトニンの原料である「トリプトファン」と、産生を促すアミノ酸群をしっかりと摂ることが大切です。
➡セロトニン対策に!リラクミンクリアの特徴や強み、口コミを解説
➡食生活を見直して自律神経失調症を改善する│セロトニンを増やす栄養素と食事方法
セロトニンがしっかり分泌されるようになると、わけもなく湧き出てくる不安感や焦燥感は緩和され、リラックス体質を手に入れることができます。
考え方を変える(承認欲求を捨てる)
「他人に気を使う性格」というと、相手のことばかりを考えている人のように思われますが、じつはそうとも言い切れません。
「褒められたい」「失望させたくない」「できる人に思われたい」という裏側の心理があることも事実で、これを「承認欲求」といいます。
この承認に欲求を捨て去ることで、自分で背負ってしまっている心の重荷が降り、会話をしても緊張しにくくなります。
自分に自信をつける(毎日目標を達成し、成功体験を積み重ねる)
自分に自信をつけるためには、「毎日の目標」をこなす習慣をもつことが効果的です。
目標を立てる際は、あえて「達成できそうな低い目標」にすることがコツです。
毎日少しづつ「小さな目標達成」をしていき、成功体験を積み重ねることで、高い効果を得ることができます。
アスリートを指導する現場においても、この方法は盛んに取り入れられていて、メンタルコントロールの一つとして有名な方法です。
【この記事のまとめ】
- 「自信がない」「承認欲求が強い」「自律神経失調症」が原因で会話の際に汗をかいてしまうことがある
- 会話で緊張して汗をかいてしまう人には「なりやすい人」と「なりにくい人」がいる
- セロトニン不足解消のためにトリプトファンを摂取することで改善できることがある
- 他人に認められたいという「承認欲求」を捨てることで改善されることがある
- 低い目標を設定し、小さな成功体験を積み重ねることで自信がつき改善されることがある。