自律神経失調症はすぐ治るものではない。焦らずにできることから始めることが大切
「自律神経失調症をすぐに治したい」「すぐに治った方法が知りたい」
このように思う方は多いと思います。
しかし、自律神経失調症はすぐに治ることは少なく、元の状態に戻るまでには時間がかかると言われています。
発症から完治するまでの期間は早い人でも数か月、長い人では数年かかることもあり、中には克服することを諦めてしまう人もいるようです。
私の場合は、自律神経失調症を克服するまでに丸2年かかりました。この2年間は思い出したくないくらい、本当に地獄のような日々でした。いくら「早く治したい」「元の自分に戻りたい」と思っても、体が言うことを聞いてくれなかったのです。
ただの風邪とは違う
風邪を治すためには、まず病院に行って処方された薬を飲みますよね。薬を飲んですぐに治るというわけではないですが、薬を飲み続けていれば咳や発熱といった症状は少しずつ治まっていき、着実に完治へと近づいていきます。
これに対して、自律神経失調症はいくら薬を飲んでいても必ずしも完治できるとは限りません。
➡自律神経失調症は病院に通うだけでは治らない。自分でできる改善方法を取り入れることが大切
では何のために医者は薬を処方するかと言うと、「今出ている症状を抑え、悪化を防ぐため」です。残念ながら根本から治療できるような薬は存在しないため、薬で症状抑えながら解消法を模索していくしかないのです。
「自律神経失調症が治りにくい」「治るまでに時間がかかる」と言われているのはそのためでもあります。
薬さえ飲んでいればすぐに治るというわけではありませんので、その点ははっきりと知っておく必要があるでしょう。
『焦り』は症状を悪化させることがある
なかなか症状が治まらずに毎日つらい状態が続いていると、肉体的にも精神的にも弱ってしまうこともあるでしょう。
こうなるとネガティブな発想しかできなくなってしまい、「もう治らないのではないか」「一生このままなのではないか」といったような考えが頭の中を支配するようになります。
私もまさに上記のような考え方に陥っており、いくら先生に「必ずよくなりますよ」と言われても全く信じることができませんでした。何をするにも消極的になり、人との関わりすら拒んでいた時期もあります。
しかし、克服できた今だからわかることですが、原因に合った改善方法を地道に取り組んでいけば、少しずつですが着実に良くなっていきます。
なかなか症状が良くならなくても決して焦らずに、「少しずつだけど必ず良くなる」と信じることが大切だと思います。
一つでも多くの改善方法を試していく
自律神経失調症の改善を目指すうえで大切なのが、「とにかく試す」というスタイルです。
本などを読んで知識を頭の中にいくら詰め込んでも、行動を起こさなければ結果的に何も変わりません。
体が弱っているときは何事にも消極的になってしまいがちですが、負のスパイラルから抜け出すには「行動を起こすこと」が一番です。
「これなら自分でもできそう」「やってみたい」と思ったことは、どんどん試してみることをおすすめします。
私が自分に言い聞かせていたのは、「行動9割、思考1割」という言葉です。行動する前に考えていると、結局は楽な方(行動しないという考え)にいってしまうのが人間ですので、まずは「考えるより行動する」という意識を持つことが大切だと思います。
色々なことを試していると、中には自分を劇的に変える“きっかけ”と遭遇することがあります。自分を変えるきっかけには「出来事」、「物」、「考え方」などがあり、人によってさまざまです。
そういった予期せぬ収穫は、行動して初めて出会うことが可能になりますので、やはり行動を起こすことがなにより大切だと思います。
具体的な改善案は、以下の記事で解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
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