薬に頼らず自律神経失調症の改善を目指す際に試してみてほしい2つのこと
自律神経失調症の症状に悩まされたときにまず行うべきことは、心療内科や精神科といった医療機関で診てもらうことです。
しかし、いざ病院にかかっても満足のいく診療を受けられなかったり、薬による副作用や依存、離脱症状などの問題で治療を諦めてしまう方も多いようです。
私の場合は、仕事のストレスから動悸や不安感、ゆううつといった症状に悩まされていたため、内科と心療内科を受診しました。
しかし、どちらの病院も「薬の処方」だけで、「これからどうやって治療していくか」などの治療方針や、「どうすれば良くなるか」などの有益な改善方法はまったくと言っていいほど教えてもらうことはできませんでした。
全体として当たり障りのない(既に知っているような)助言が多く、これから通ったところでとても良くなるとは思えませんでした。
(もちろん医療機関はたくさんありますので中には素晴らしい医師が常駐しているようなところもあるかとは思います)
この記事の目次
病院や薬に頼らず、自分で治すという選択肢
自律神経失調症を自分で治すには~おすすめの改善法5選~の記事でも書きましたが、私の場合は薬を飲み始めてすぐに頭痛や吐き気、眠気などの副作用に悩まされました。
また、このまま薬に頼り続けても良くなる気がしなかったこともあり、「病院に通うのではなく、自分の力で治すことはできないか」と考えるようになったのです。
それからは、テレビや書籍、インターネットの情報を参考にして、さまざまな改善方法を実践するとともに、副作用のリスクが少ない「サプリメント」や「ハーブティー」も取り入れてみることにしました。
実際にいろいろな改善方法を試してみると、自分には合わず長続きしなかったものもたくさんありましたが、中には劇的に自分の心身を健康的に変えてくれたものにも出会うことができました。
以下に私が自律神経失調症を自分で改善するにあたって特に効果的だった2つの行動(習慣)ご紹介します。
1.体に取りこむ栄養素を変えた
改善に役立ちそうな本はたくさん読みましたが、すべての本に共通して書いてあったことは、「食生活を改善しなさい」ということでした。
食生活の改善というのは、ただ単に「暴飲暴食をやめなさい」「野菜をたくさん食べなさい」といったものではなく、体に取りこむ栄養素を変えることを重要視するものです。
自律神経失調症を改善するうえでなぜ食生活を変えることが重要になるかというと、「栄養」と「精神」には強い結びつきがあるからです。
栄養は精神面に大きな影響を与える
私たちの感情や気分(イライラ、ゆううつ、不安、緊張など)は、「脳」によってコントロールされています。
ドーパミンやノルアドレナリン、セロトニンといった言葉を聞いたことはないでしょうか?
これらは「脳内ホルモン」といって、私たちの感情を大きく左右する物質して知られています。
脳内ホルモンは、強いストレスを受け続けるほどたくさん消費されてしまい、やがて不足するようになります。
脳内ホルモンが不足すると、感情や気分をうまくコントロールできなくなり、それが「こころの不調」として現れてしまうのです。
この脳内ホルモンは、私たちが摂取している「栄養」を原料にして作られていますので、毎日の食生活によって分泌を助けることができます。
脳が喜ぶ栄養素をたくさん摂取することによって、精神は安定し、幸福感や安心感、リラックスといったプラスの状態を作りだすことができるようになります。
脳が喜ぶ栄養素とは?
脳が喜ぶ代表的な栄養素と言えば、「ビタミンB群」が挙げられます。
ビタミンB群は全部で8種類ありますが、精神面にとくに強い影響を与えるのは以下のものです。
ビタミンB1
脳の中枢神経にはたらきかけ、精神安定を促します。
ビタミンB1が不足すると、疲労感やダルさ、肩こり、食欲不振などの症状が出やすくなります。
ビタミンB6
ビタミンB6は、とくに精神の安定に深い関係のある「セロトニン」の分泌を助けるはたらきがあります。
ビタミンB6が不足すると、情緒不安定、不眠症、下痢などの症状が出やすくなると言われています。
ビタミンB12
ビタミンB12は自律神経などの神経系統を正常化します。
ビタミンB12が不足すると、記憶力低下、動悸、ダルさ、食欲低下などの症状が出やすくなります。
これらのビタミンB類は食事で補うこともできますが、十分な量を毎日確保することは難しいことが多いため、サプリメントで効率よく摂取する方法がおすすめです。
上記に挙げた栄養素をすべて含んでいるサプリメントに、「マインドガードDX」があります。
過去にも何度かご紹介していますが、精神安定やリラックスに良い成分が圧倒的な配合量で凝縮されており、私がもっとも長く飲んでいたサプリメントです。
実感の早さや効き目には個人差がありますが、副作用や依存のリスクが極めて低いため、薬から切り替える人もいるほど信頼のおけるサプリメントです。
▼マインドガードDXに関する記事
- マインドガードDXを飲んでどうなった?効果(心身の変化)とメリットデメリットまとめ
- マインドガードDXは薬や漢方と併用して飲んでも大丈夫なのか?
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- 【マインドガードDXの効果・口コミ・評判】をまとめてみました
こういったサプリメントを活用しながら食生活を見直すことで、少しずつ心身に変化が現れ始めました。
ひどいときは外に出たり人と会うことも億劫に感じたり、何もやる気が起きない状態でしたが、食生活の改善をはじめて1か月もすると不思議なくらいにやる気が戻ってきて、悲観的だった考え方も徐々に前向きに考えられるようになっていきました。
また、自律神経や心のバランスを整えるために、朝と夜寝る前に『ハーブティー』も飲んでいます。これは症状が改善された今でも続けている習慣です。
ハーブにはたくさんの種類がありますが、とくにメンタルケアや強化に特化している『MENTハーブティー』はとてもおすすめです。興味のある方は以下の記事も合わせてご覧ください。
➡【徹底解説】MENTハーブティーの特徴や効果、口コミまとめ
2.定期的な運動を取り入れた
つぎに取り組んだのは「運動」です。
運動に関しても、あらゆる本によってその重要さと現代人がいかに運動不足であるかが指摘されていました。
私に関しても運動する機会はほとんどありませんでしたので、まずは簡単にできそうなことから初めてみることにしました。
定期的な運動を取り入れるメリット
運動を取り入れることのメリットはたくさんあります。
- 疲労が溜まりにくくなる
- ストレスを解消できる
- 血行がよくなり、肩こりや腰痛、冷え性などが緩和される
- 健康に対して自信がつき、何事にも前向きになる
- よく眠れるようになる
- セロトニンが分泌され、精神が安定する
本によると、運動するのは毎日でなくても良いそうで、週2~3回、15分~30分程度(1回につき)で良いそうです。
たとえ毎日仕事で忙しいとしても、少しのスキマ時間で行えるような運動を取り入れることをおすすめします。
どのような運動が効果的か
自律神経失調症などのストレス症状を改善するためには、セロトニンを分泌させる運動が効果的とのことでした。
セロトニンはイライラや緊張、不安などの不安定な感情をやわらげ、リラックスした状態を保つために欠かせない物質です。
セロトニンの分泌に特に効果的だと言われている運動が、
- ウォーキング
- ジョギング
- スクワット
- サイクリング
の4つです。
私は週に3~4回のウォーキングを取り入れ(一回20分前後)、定期的に運動する習慣を身につけました。
運動を取り入れる際の注意点
セロトニンの分泌を目的とした運動にはいくつかのルールがあります。
- リズムよく行うこと(一定のリズムを刻みながら行う)
- ストレスを感じにくい場所でやること(騒音などは×)
- 運動に集中すること(スマホをいじりながらなどは×)
- 疲れ切るまでやらないこと(ゆっくりの早さで15~20分程度)
セロトニンはストレスフリーな状態、なおかつリズムよく運動を行うことで分泌されます。脳を興奮させるような音や刺激があるとうまく分泌されないそうですので、スマホを見たり激しい音楽を聞きながら行うのは避けましょう。
運動を取り入れるようになってから、仕事中に感じていた不安感や緊張、疲労感などが徐々に軽減されていくのがわかりました。
最初は続けることが辛かったですが、症状の緩和を実感していくうちに楽しみながら続けられるようになっていき、今では欠かせない習慣になっています。
もし今何らかの症状に悩まされているという方がいれば、週に1回からでも運動を取り入れてみてはいかがでしょうか。
「絶対に治す」という強い気持ちも大切
以上の2つが、私が自分で自律神経失調症を改善するうえで非常に効果的だった方法です。
薬なしで改善を試みるには「強い意志」や「決意」が必要になると思います。
私の場合は、「症状がひどくなったらどうしよう」「本当に治るのか?」など、初めは様々な不安を抱えながら過ごしていましたが、そういったことよりも「薬を使わないで一刻も早く自分の力で治したい」という思いの方が勝っていたため、不安や恐怖に打ち克つことができたのだと思います。
もし、これから自分でできる改善方法を1つでも取り入れようと思った方は、「必ず克服する」という強い決意を持ってから行動に移してみることをおすすめします。