緊張やドキドキ、不安は『睡眠不足』によっても起こる│どうすれば解消できる?
あなたがもしも、必要以上に緊張したり、胸がドキドキするといった症状に悩まされているとすれば、もしかすると『睡眠不足』が原因かもしれません。
逆をいうと、睡眠不足を解消することでこれらの悩みを解消することができるかもしれないということですね。
睡眠不足による弊害はたくさんあり、緊張やドキドキ以外にも、
- イライラする
- 不安を感じる
- 落ち込み
- ストレスを解消できない
- 免疫力の低下
- 記憶があいまいになる
- ダルい・やる気が出ない
- めまい・吐き気
- 肩こり・首コリ・腰痛
- 便秘になる
などの症状が起こる可能性があり、非常に不健康で多大なストレスを抱えることになります。
この記事の目次
睡眠不足になる本当の原因
『睡眠不足』と聞くと、単に睡眠の時間が短いことだと思われる方が多いようですが、実はそれだけではありません。
睡眠の質は、どれだけ眠れたか(時間)のほかに、どれだけ熟睡できたか(眠りの深さ)によっても変わってきます。
つまり、いくら7~8時間眠れたからと言って、十分な睡眠がとれているかはわからないということです。
「たくさん寝たはずなのに眠たい」という経験をしたことはありませんか?
そういった方は、もしかすると熟睡できていない可能性があります。
【眠れない・眠りが浅い】などの不眠症状~原因と改善方法~という記事でも書いていますが、強いストレスを受けたり、緊張や興奮が続いたりすると、神経が過敏になって眠りが浅くなってしまうことがあるのです。
睡眠不足を回避するためには、睡眠時間を確保することだけでなく、しっかり熟睡できる体と環境を作る必要があります。
➡自律神経失調症による不眠症にマインドガードDXをおすすめする理由
熟睡を妨げる7つの行為│特に寝る前は注意!
- たばこを吸う
- お酒を飲む
- 寝る直前まで明るい場所にいる
- テレビを見る
- スマホ、パソコンをいじる
- 寝る直前の食事
- 43度以上(高温)のお風呂に入る
毎日熟睡して睡眠不足を解消しよう~おすすめの熟睡法~
睡眠の質を高め、熟睡する方法はいくつかありますが、その中でも特におすすめの熟睡法をご紹介します。
日中の運動(太陽の光を浴びる)
もっとも効果的な熟睡法として、『日中の運動』が挙げられます。
運動をすることによって、熟睡するために必要な疲労を体にかけることができます。また、太陽の光を浴びることも同じです。太陽光を浴びることで、『コルチゾール』というストレスホルモンが分泌され、適度な負荷をかけることができるのです。
このときの運動は激しいものである必要はありません。ウォーキングや軽いジョギングを30分~1時間程度行うと良いでしょう。
もし運動することが面倒に感じる場合は、太陽光を浴びるだけでも効果がありますのでぜひ試してみてください。
寝る2時間前にぬるめの入浴でリラックス
「お風呂は寝る前に入る」という方がほとんどだと思いますが、多くの方が布団に入る1時間以内に入浴しているようです。
しかし、最適な入浴のタイミングとしては、「寝る2時間前」だと言われています。
また、入浴時のお湯の温度にも注意してみてください。自分でできる自律神経失調症改善法でも書いていますが、リラックスを促す最適な湯温は『39~40度』です。少しぬるいと感じるくらいが丁度良い温度です。
高温のお風呂につかると、脳が興奮し、寝つきが悪くなってしまいますので注意しましょう。
入浴時間の目安は15~20分前後が最適です。
布団に入るときは寝るときだけ
最近では、布団に入ってからスマホをいじるのが日課になっている人が多いと思います。
しかし、この行為は寝つきを悪くするだけでなく、熟睡度も下げてしまいます。
スマホに限らず、「本を読む」「ゲームをする」なども脳が興奮してしまう行為ですので、これらはせめて寝る30分前までに済ませておきましょう。
しっかりと熟睡するためには、布団は寝るだけの場所にすることが大切です。
以上の3つをぜひ生活に取り入れてみてください。
熟睡できるようになれば、あとは睡眠時間をしっかり確保するだけです。
どれだけ忙しくても、毎日6時間程度は確保したいところです。
睡眠不足が解消されれば、今抱えている『緊張』や『不安』、『ドキドキ』などの症状が和らぐ可能性は大いにあります。
生活の流れをいきなり変えることはなかなか難しいことだと思いますので、まずは1つからでも初めてみることをおすすめします。