急に忘れっぽくなるのはストレスのせい?具体的な原因と対策
最近、急に忘れやすくなったという感じはありませんか?
記憶力の低下は、自律神経失調症の方によくあらわれる症状です。
なぜ忘れっぽくなるのか│ストレスとの関係性
自律神経失調症になる原因は一言でいうと「ストレス」です。
肉体的、もしくは精神的ストレスを受けると、『コルチゾール』という抗ストレスホルモンが分泌されます。
このホルモンは、ストレスに何とか対応しようと体を興奮状態にし、脳を覚醒させる役割があります。
私たちが障害や危険に対処するために無くてはならない、『防衛反応』の働きをしてくれているのです。
しかし、長期間ストレスを受け続けたり、あまりに強いストレスを受けると、このコルチゾールが増えすぎてしまいます。
コルチゾールが増えすぎると、『海馬』と呼ばれる記憶装置のひとつが破壊され、萎縮してしまいます。
海馬が萎縮すると、記憶があいまいになったり、忘れっぽくなったりします。
これがストレスによる記憶力低下のメカニズムです。
日々のストレスをうまく解消する、リラックスできる時間をつくることが大切
こういった症状を予防・改善するためには、日々のストレスを溜め込まないこと、意識してリラックスを取り入れることが大切です。
日常的に行えるストレス解消法としては、以下のようなものが挙げられます。
- ヨガ
- 有酸素運動(ウォーキングがおすすめ)
- ストレッチ
- プール
- 時間を贅沢に使う(仕事や悩みごとを徹底的に忘れて何かに没頭する)
- カラオケ
- おいしいもの(好きなもの)を食べに行く
また、自分でできる自律神経失調症改善法でも書いていますが、自律神経失調症を改善するために最重要とされていることは、「不安やストレスを取り除き、心身に休息を促すこと」です。
日常的にリラックスできる時間を意識して取り入れることが大切なのです。
効果的なリラックス法は以下のようなものが挙げられます。
- 入浴(38~40度のぬるめ設定、温泉も効果的)
- 静かな場所で読書
- 日光浴
- お笑い番組(動画)を見て笑う
- ストレッチ
- アロマ・お香を焚く
以上のようなストレス解消法やリラックス法を上手に活用しながら、疲れやストレスを意識的にケアするように心がけましょう。
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