私が自律神経失調症を薬に頼らず自力で完治するのに役立った6つの改善法
この記事の目次
行動編
※ここまでお読みいただきありがとうございます。この先は「行動編」について書いていきます。少し長くなってきましたので、もしお時間のない方は一度ブックマークなどで後ほど読めるようにしておくことをおすすめします。
④障害にではなく、目標(欲すること)に意識を向ける
困難や障害から抜け出すためには、自分が欲する状況を明確にし、そこに意識を集中させてアクションを起こすことが大切です。
過去の私は、自分に起こっている症状や悪い出来事にばかり意識を向けて苦しんでいました。
もちろん、どうすれば良くなるのか?ということは常に考えてはいましたが、具体的な目標を立て、行動を起こすまでには至っていませんでした。
まずは「こうなりたい」という自分が欲する状態や状況を具体的にイメージし、そうなるための目標を立てる(必ず紙に書く)。
そして、困難や障害に意識を向けるのではなく、「こうなりたい」という目標や、それに向けた行動に意識を集中させるのです。
目標に意識が集中されるほど、目の前に立ちはだかっていた困難や障害は見えなくなっていき(薄れていき)、なりたい自分へ近づくことができます。
つまり、「意識のベクトルをどこに向けるかで、得られる結果はまったく違うものになる」、ということです。
具体的にいうと、私の場合は以下のような目標を立てました。
「どんな状況でも落ち着きと自信を持つことができるようになる」「不平不満の代わりに感謝の言葉を口にする(感謝できることを探す)」など。
目標を立てたら、この目標に近づくために役立ちそうな情報を集め、できることから行動に移します。
そうすると、どうすれば目標に近づくことができるのか?ということに意識が集中されるため、今まで気になっていたネガティブなことやマイナス面が気にならなく(気にしている隙がなく)なっていきます。
これにより、「後向き思考」から「前向き思考」に変わっていくことができました。
⑤食事やサプリメントによる栄養補給を怠らなかった
自律神経失調症を改善するためには、『ストレスに強い心身をつくる』ことが大切になってきます。
そのためには、『しっかりした栄養素を補給すること』も大切です。
実は、「イライラ」や「不安」、「緊張」などの症状は、“必要栄養素の不足”によっても起こることが分かっています。
逆を言えば、きちんとした栄養を補給することで、これらの症状を防ぐことにも繋がるのです。
このことについては以下の記事でくわしく説明していますので、よろしければこちらも合わせてご覧ください。
➡食生活を見直して自律神経失調症を改善する│セロトニンを増やす栄養素と食事方法
心身の健康を維持するために重要な栄養素
- ギャバ
- アミノ酸
- トリプトファン
- ビタミンB群
- ビタミンC
これらを食品から摂取する際には、
- 発芽玄米
- 納豆
- レバー
- アーモンド
- 牛乳
- パプリカ
- パセリ
などから摂取することをおすすめします。
食品からの摂取よりもはるかに効率的なのは『サプリメントによる栄養摂取』です。
サプリメントはとにかく種類が多いですが、上記の栄養素がすべて含まれているのは「マインドガードDX」という商品で、私がたくさん試してきた中でもっとも助けられたサプリメントです。
マインドガードDXについては以下の記事にまとめていますので、興味のある方は参考にしてみてください。
⑥適度な運動を心掛けた
適度な運動を行うことは、日々のストレスを解消し、心身の健康を維持することに繋がります。
ストレスに強くなる運動は、激しい運動ではなく、「ウォーキング」や「ジョギング」、「サイクリング」などが挙げられます。
私は週に3~4回のウォーキングを取り入れ(一回20分前後)、定期的に運動する習慣を身につけました。
運動を行う際は、室内ではなく外に出て行うようにします。外に出て日光に当たることによって、「ストレス解消」「寝つきがよくなる」「免疫力UP」などの効果が期待できるからです。
運動を続けていると、少しずつ心のモヤモヤがとれて、不思議なくらいに晴れやかな気持ちになりました。
完治までの期間、再発について
長くなってしまいましたが、上記にご紹介した考え方や行動を取り入れ、また実践することによって、私は自律神経失調症を克服することができました。
もちろん、すべての症状がすぐに消えたというわけではありません。私の場合は2年間という長い期間をかけて、少しずつ元の自分に戻っていくことができました。
自律神経失調症はすぐ治るものではない。焦らずにできることから始めることが大切の記事でも書いているとおり、自律神経失調症を完治させるまでにはある程度の時間が必要です。発症から完治までに数年かかるケースは多いといわれています。
また、治ったと思っても、しばらくして再発するようなこともありますので、その点もしっかり認識しておかなければならないでしょう。
自律神経失調症が治ったきっかけは何だったのか
私の場合は、自律神経失調症になった原因が職場のストレスでしたので、一定期間そのストレスから距離をおくことができたのが良かったのだと思います。
休職中に仕事のことから解放されてリラックスできたことで、少しずつ正常な思考ができるようになっていきました。
仕事や人間関係のことでパンクしそうだった頭の中が日を追うごとに整理されていき、それまでストレスに感じていたことに対して「こうすれば解決できるのではないか?」「もう少しこうしてみよう」と前向きに考えることができるようになっていったのです。
こういった環境がきっかけとなり、上記にご紹介したような考え方や行動を実践することで、症状は完治へと向かっていきました。
最後に
自律神経失調症による症状は本当につらいものがあります。また、なった人にしかわからない苦痛があると思います。
誰にも言えずに苦しんでいる人や、誰かに相談してもわかってもらえない人が多いのではないでしょうか。
事実、私は発症してから克服するまでの約2年間、自分の症状をまともに打ち明けることができませんでした。「どうせ話してもわかってもらえない」と思っていたからです。また、言ったら「どう思われるのか怖い」という思いもありました。
もし誰にも言えずに苦しんでいるという方がいましたら、私のできる範囲で相談にのります。気軽にご連絡ください。
以上、長くなりましたが、【発症から完治までの道のり】の記事を終わりにしたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。