人混みが苦手になる・人に会いたくない・一人になりたいという気持ち~原因と対策~
「人混みが苦手」「人に会うことが面倒」「一人でいることが楽」…
こういったことはありませんか?
もともと一人でいることが好きだった場合はさほど気にする必要はないかもしれませんが、ある日を境に、もしくは徐々に人付き合いが苦手になってきている場合は注意が必要かもしれません。
「人混み」に関しても同じことが言えます。以前は苦手意識がなかったのに、最近になって周囲の視線が気になったり、人混みに入るとなんとなく具合が悪くなるといった症状が出ている方は、「自律神経失調症」や「社会不安障害」を疑ってみる必要があるかもしれません。
「自律神経失調症」や「社会不安障害」は、現在は健康に社会人として働く人の中にも予備軍が無数に潜んでいると言われています。「ニート」や「引きこもり」と呼ばれる人の中にもこれが原因で家から出づらくなっている人が多いようです。
では、なぜ「人混みが苦手になる」「人に会いたくない」「一人になりたい」といった状態になるのでしょうか?
以下に、その原因と対策などをまとめました。
この記事の目次
自律神経失調症、社会不安障害の原因はストレス
「自律神経失調症」や「社会不安障害」の直接的な原因は「ストレス」だと考えられています。
ストレス自体は適度であれば、生活にメリハリとリズムをもたらし生命力を高めるといったメリットもありますが、現代人の抱えるストレスは「あまりに長期に続く」という性質があります。
人がストレスを受けると、体内では危機回避のために対抗するホルモンが分泌され準備がはじまります。
じつは、この対ストレスホルモンが分泌されすぎると、人体が徐々に蝕まれてしまうのです。
ストレスに対抗するホルモンは、ノルアドレナリンやコルチゾールが有名ですが、これらは自律神経の交感神経を刺激し続けて緊張と不安を感じやすい状態にします。
短期間ならばさほど問題ありませんが、現代人が抱えるストレスは「人間関係」「家庭問題」「経済問題」など瞬時に解決しないものが多く、どうしても長期的な「悩み」としてストレスを抱え続けてしまうのです。
とくに社会不安障害はストレスに弱くなった人たちが、他人と触れ合うときに受ける小さな緊張感に対して過剰に反応することで、どんどん神経質になっていくことが原因で引き起こされると言われています。
ストレスに弱い体質はこう作られる
人間関係や家庭問題、経済的な問題などは昔の人でも同じように感じていたはずですが、現代よりもはるかに精神疾患や自律神経失調症のような病気は少なかったようです。
それなのに社会不安障害や自律神経失調症が増え続ける原因は、「生活環境の変化」によるものと言われています。
- 寝不足、熟睡できていない
- 食生活の悪化
- 運動不足
- 野外で過ごす時間の減少
- 生活時間帯の変化
- 休憩時間もスマホいじり
これらが、現代人が小さなストレスによる攻撃に耐えられなくなった理由です。
電気や交通手段の発達、テレビ、パソコン・スマホの普及、流通する食品の質の低下など、人間は便利な生活環境を手に入れました。
しかし、その生活環境が心と体の抵抗力を低下させ、ストレスに耐えられない体質に変えてしまったのです。
社会不安障害・自律神経失調症の対策
社会不安障害や自律神経失調症のような症状は、先進国では急増していますが、未発展国ではあまりみられません。
ですから、これらの疾患の対策もおのずと絞れてくるはずです。
- 質の高い睡眠をとる
- 正しい食生活
- 適度な運動
- 外出する習慣をつけ日光に当たる時間を増やす
- 夜更かしをやめて早寝早起きを心がける
一見当たり前のことのように思われますが、これらを適切に守れている人はそんなに多くはないでしょう。
とくに食生活の乱れは深刻なものがあります。
スーパーや外食などに食品流通のほとんどを依存している都市部の人は、知識をもって気をつけている人以外は”壊滅的”な状況だといえるでしょう。
トリプトファン・ギャバでストレス対策!
ストレス対策や精神安定に効果的な成分である、「トリプトファン」や「ギャバ」を日頃からしっかり摂取するようにしましょう。
これらは食品から摂取することもできますが、食事だけで安定した量を摂取し続けることはなかなか大変ですので、栄養成分が凝縮されているサプリメントを活用することをおすすめします。
「人混みに入るとドキドキする」「緊張しやすくなった」などのお悩みを持つ方に人気なのは、『リラクミンクリア』というサプリメントです。以下の記事で詳しくご紹介していますので、ストレス症状にお悩みの方は一度ご覧になってみてください。
➡セロトニン対策に!リラクミンクリアの特徴や強み、口コミを解説
睡眠を見直すことも大切
「睡眠」の状況も精神面に大きく影響することがわかっています。
最近では寝つきが悪い、熟睡できないなどという症状に悩まされる人が増えており、それが間接的に心身の不調につながるケースも少なくありません。
たとえ毎日6~7時間眠っていたとしても、睡眠の質が低ければ(眠りが浅いと)、睡眠不足になってしまいます。
睡眠不足の状態が続くと、「憂鬱」や「不安」、「緊張」を感じやすくなることがあるのです。
まずは睡眠時間よりも、『睡眠の質』を高めることを意識しましょう。
最近では忙しい人向けに、手軽にリラックス成分を摂取できるような休息サプリが売られていますので、なかなかまとまった時間がとれないといった方は積極的に導入していくことをおすすめします。くわしくは以下のページをご覧ください。
➡心を落ち着かせて気分を安定させる『ラフマ』-効果・摂取方法・サプリ-
おわりに
最近では”癒やし”や”ヒーリング”という言葉をよく耳にするようになりましたが、それだけで不安障害・自律神経失調症などの患者が減ったという話も聞きません。
ストレス障害に対処するには、もっとも根本的な解決法が必要であり、それには、食をはじめとする、生活習慣全般の見直しが必要なのです。
➡緊張やドキドキ、不安は『睡眠不足』によっても起こる│どうすれば解消できる?
【この記事のまとめ】
- 社会不安障害・自律神経失調症の原因はストレス
- 現代人がストレスに弱くなったのは生活環境の変化
- ストレス対処するには食をはじめとする生活習慣の見直しが必要