自律神経を整えるためのリラックス・癒しグッズ8選

自律神経失調症を改善するうえで欠かせないのが「リラックス」「癒し」といったものです。これらは自宅でも簡単に行うことができます。

自律神経失調症の原因には個人差があり、自分の体質に合ったグッズを探すことも重要です。

ここでは、精神的・肉体的両方からくる自律神経失調症の原因にマッチした、効果の高い癒やしグッズをご紹介します。


自律神経を整える癒しグッズ8選

以下にご紹介するのは、数あるグッズの中でもとくに人気のあるリラックス・癒やしグッズです。ぜひ参考にしてみてください。

①ヒーリングミュージック(CD)

「音楽」や「音」は、人間の感情や神経に大きな影響を与えていると考えられています。

車や工場などから出る騒音を聞き続けると、気分も悪くなってしまいますよね。

その反対に、「脳の健康に良い音(音楽)」もたくさん存在します。

そういったものを集めて録音されたものが「ヒーリング・ミュージック」です。

医療の専門分野にも音楽療法というものがあり、その研究は現在も進行して続いています。「ピンクノイズ」「バイノーラルビート」「ゆらぎ1/f」といった特殊なサウンドもまた、こういった研究から発見されたものです。

これらの音は自然界にも存在しますし、音楽療法で有名なモーツアルトなどクラシック音楽の中にも多く含まれるものです。

一言でヒーリング・ミュージックといってもさまざまで、クラシックの曲だけのものもあれば、シンプルな特殊サウンド、また川のせせらぎや浜辺の波打ち際の音、虫の鳴き声やクジラの鳴き声など多種多様です。

こういったヒーリング・ミュージックを聴くことによって、脳にはリラックスしたときに出現する脳波「α波」が現れ、それによってストレスが解消しされ鎮静状態を得ることができるのです。

②ハーブティー

ヨーロッパでは、近代治療薬が発達するまでは「ハーブティー」が病気治療の中心でした。現代でも化学的な治療薬は万全ではなく、副作用への疑念からも、ハーブティーへの期待感が高まりつつあります。

そして、ハーブティーの最も得意とするとこが「精神と自律神経の鎮静効果」です。リラックス状態をもたらせる副交感神経を高め、自然治癒力を高められるのがハーブティーの魅力です。

またハーブティーのほとんどは、取り扱いがかんたんで副作用も少なく、それは同じ自然治療である漢方薬よりもはるかに取り入れやすいものです。

ストレス対策や眠り対策に使えるハーブティーをお探しの方は、メディカルハーブ専門店【enherb(エンハーブ)】がおすすめです。

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③レッグウォーマー

全身の冷えは「下半身」からもたらされるといいます。

人の筋肉の60%以上は下半身に集中しているので、この部分を温めることが、全身の冷えを解消するためには効率が良いといえるでしょう。

「レッグウォーマー」は、皮膚が薄くて体温を外部に逃しやすい”くるぶし周辺”を保温してくれます。その温熱効果は、むしろ靴下よりも高いとも言われています。

現代の日本の住宅事情では、空調を調節しても足元が冷えやすい構造です。

部屋くつろいでいるときにレッグウォーマーを着用するだけで、全身の冷えを解消し、それがストレスを溜め込まない方法としても有効になります。

④ホットアイマスク

目と目の周辺の筋肉組織は、ストレスの影響を受けやすい場所です。

また、デスクワークやテレビ・スマホの見過ぎによっても肉体的なストレスを溜め込みやすい部分でもあります。

目の緊張とストレスも、他の部分の筋肉と同様に「温めることでほぐされる」という性質があります。よく、「目が疲れたから」と冷たいオシボリなどで目を冷やす人がいますが、これは逆効果になってしまいます。

目の疲れと緊張・ストレスをほぐしてやるには、反対に”温めること”が大切です。

目と目の周辺を温めると血流が高まり、それによって必要な酸素と栄養素が運ばれ、また目の組織に溜まった疲労物質を回収する作用も強まります。

ホットタオルでも効果はありますが、すぐに温度が下がって何度も温め直さなければなりませんので面倒に感じることもあるでしょう。

そこでおすすめなのが「ホットアイマスク」です。

こちらも温熱パッド同様に使い捨てのものもありますし、レンジやお湯で温め直せる種類もあります。

ホットアイマスクならば長時間温度をキープできますので、ゆったりとした癒やしの時間を過ごすことが可能です。

⑤アロマディフューザー

ストレス解消に高い効能を発揮する「アロマセラピー」は、癒やしブームの中心的な方法の一つです。

人の脳に直接作用し、香りの効能でストレスを打ち消す効果が期待できます。

アロマセラピーはヨーロッパの伝統的民間療法で、その効果も実証はされていますが、器具の使い方に少し手間がかかります。

また、昔ながらのやり方は「火」を使うので、火事などが心配でペットや小さいお子さんがおられるご家庭では、意外にハードルが高いものです。

そこで、電気式で火の始末の必要がなく、また効率的にアロマを気化するグッズとして「アロマディヒューザー」がおすすめです。

加湿器のような仕組みでアロマの香りを拡散してくれるので、長時間使用するのが容易ですし、また倒れてしまっても大きな災害に繋がりにくいという安全性があります。

アロマの効果には即効性があり、また快適でおしゃれな趣味としても楽しいため、長く続ける癒やしの習慣として取り入れやすいものです。

⑥トリプトファン配合サプリ

前項で、自律神経失調症の根源的な部分は「脳にある」と書きましたが、それは脳内で働く「神経伝達物質」が関係しています。

神経伝達物質は、人間の感情の中心的な役割をしていて、脳内でどの神経伝達物質が多く働いているかで、人間の感情や自律神経の状態も決定されるのです。

人の感情に大きな影響を与える神経伝達物質の中でも「セロトニン」は、最も重要な役割があります。

不安障害やうつ病、不眠症、パニック障害、そして自律神経失調症もまた、裏を返せば「セロトニン不足」からもたらせれていると言っても過言ではありません。

多くの精神病薬が、セロトニンを脳内に満たす作用をしたり、補うような作用をしていることからも、セロトニンが精神病や自律神経失調症にダイレクトな関係性を持っていることがうかがえます。

そして、このセロトニンの原料となるのが「トリプトファン」です。

ストレスを受けることが多い現代人は、体内で産生される量以上に”消費”してしまうので、どうしても不足傾向になります。こういったトリプトファン不足を補うために、現在では多くの「トリプトファン配合サプリ」が販売され人気が高まっています。

中でも「マインドガードDX」「リラクミンクリア」といったサプリメントはトップクラスの実績と人気があります。

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⑦クナイプ バスソルト

人間の抵抗力と自然治癒力を高めて病気を治療する民間医療に、「クナイプ療法」があります。

クナイプ療法はドイツのクナイプ神父が起こした民間医療で、ストレスによる未知の障害に多く苦しめられる先進国で再認識されはじめたものです。

クナイプ療法にはさまざまな手法がありますが、塩とハーブを用いた「バスソルト入浴法」は、癒やし効果が高く人気のあるものです。

最近ではクナイプ療法の理念に基づいた、自然製法の塩とハーブを配合した入浴剤「クナイプバスソルト」を日本でも購入することができます。

自然塩による温熱効果とアロマセラピーを同時に行うことができ、1回の入浴で深いリラックス状態を作り出すことができます

⑧温熱パッド 肩・首用

自律神経失調症になると、神経と脳だけではなく体の筋肉も連動して”硬直状態”になってしまいます。

また、体の緊張が神経を刺激することで、さらに精神状態に悪影響を与えて負の連鎖が作り出されるのです。この負の連鎖を断ち切るために「体を温めること」は非常に効果的です。

「温熱パッド」は使い捨てカイロのようなものや、電子レンジを用いるものがあり、高い温熱効果を得られるグッズとして人気があります。

体の冷えは免疫力を下げ、体の各部位に障害をもたらすものですので、自律神経失調症の改善以外にも利用される人が多いのです。

とくに「肩用」「首用」は自律神経には効果的です。
 

自律神経失調症の改善のために取り入れるグッズは、どれも習慣化させやすいものばかりです。

毎日の生活の中のほんのわずかな時間、ご紹介したようなグッズを取り入れることで、体質や気分を良い方向へ変えることができます。

自律神経失調症の改善には、こうした小さな積み重ねが非常に重要です。ぜひ1つでも多く日常に取り入れてみてください。

〈まとめ〉

  • 「ヒーリングミュージック」は脳にα波が現れ深い鎮静状態が得られる
  • 「温熱パッド肩・首用」は冷えを取ることでリラックス効果が得られる
  • 「レッグウォーマー」は全身を温めることで自律神経を安定させることができる
  • 「ホットアイマスク」は目の緊張をとることで自律神経を整えることができる
  • 「アロマディヒューザー」は安全にアロマテラピーを行うことができる
  • 「トリプトファン・ビタミンB1サプリ」は自律神経の根源である脳のセロトニンを増やすことができる
  • 「クナイプバスソルト」は温熱療法とアロマテラピーを同時に行える
  • 「ハーブティー」は植物の力で安全に自律神経を整えることができる


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