「もう嫌だ！」心が疲れたとき、一人になりたいときにおすすめの癒し旅

ストレスや疲労が限界まで溜まってくると、「もう嫌だ！」と何もかも投げ出してしまいたくなることがありますよね。また、他人がわずらわしく感じて一人になりたいと思うこともあるでしょう。

こういった心身ともに疲弊状態のときには、一人旅に出ることで身も心もスッキリ回復することがあります。

ここでは、旅に出ることの効果や、おすすめの一人旅についてまとめてみますので、ぜひ参考にしてみてください。

心が疲れたときこそ旅に出よう

心身ともに疲れた状態が続くと、視野も狭くなり神経質になっていきます。すると徐々に行動力が低下し、さらに精神状態は悪化の一途をたどるでしょう。

一般的な病気であれば無理をせずに療養することが大切ですが、すべての場合がそうとは言い切れません。

心が疲れたときこそ思い切って「旅に出る」ことで、身も心もリフレッシュし、新たなスタートをきることができます。

旅に出ることの効果

ストレスや疲労が溜まってくると心は閉鎖的になり、ダラダラとしたワンパターンな生活を続けるようになります。

人が健全な毎日を送るためには、多少の刺激とメリハリのある活動パターンが必要です。

マンネリ化した毎日に変化をもたらし、半ば強制的に行動させる効果が「旅に出ること」にはあります。

旅に出ると、日常見ないような景色に触れたり、新しい出会いがあったり、口にしたことのない食事をとるようになります。こういった「小さな刺激」が自律神経を心地よく刺激し、鈍化した脳細胞を活性化することにつながるのです。

おすすめの一人旅５選

ここでは、心と体を癒やし、気力が回復するような一人旅を5つご紹介します。

森林浴

都市圏で暮らし、毎日職場と家を往復するだけの生活をしていた人には、”自然に触れ合う旅”がおすすめです。

最近は癒やしブームが続いていることもあり、整備された安全な森林も多く、「森林浴」は人気の旅行プランの一つになっています。

森林には非常に不思議な力があり、植物から発せられる香りやマイナスイオン、そして土から沸き立っている微生物でさえ、人の心身を癒やす効果があるとも考えられています。

都会に住んでいる方であれば、現地の駅に着いたとたんに空気の違いを全身で感じ、すがすがしい気分になれるでしょう。

それだけでも自律神経に良い影響を与え、元気と気力の回復にもつながります。

パワースポット巡り

ハイキングや山登りの趣味がない方であれば、近頃ブームになっている「パワースポット巡り」もおすすめのプランの一つです。

パワースポットとして有名になっているのは、たいてい神社仏閣が多く、自然豊かで景観も優れているものです。

また、「何かを感じるのではないか？」という期待感や、一種独特な緊張感もまた、自律神経には良い刺激となります。

パワースポットを何個か巡り歩ことで、かなりの運動にもなり、肉体的な刺激も手伝って自律神経がより矯正されやすくなります。

温泉巡り

「温泉」に行くことも自律神経を整えるうえで効果的です。

それは、とくに「神経疾患に対しての効能がある」といった泉質でなくてもかまいません。

あまり熱すぎるお湯ではなく、40度前後のお湯につかると良いでしょう。

とくに忙しい生活に明け暮れ、「お風呂はシャワーしかしていない」といった方ならば、温泉で体の芯まで温め、全身のコリを取ることで、普段では実現できない深いリラックス感を得ることができます。

よく、旅館に泊まった際に「温泉に入ったあとのご飯が美味しく感じる」という方がいますが、これもリラックス状態である「副交感神経」が優位になって食欲が増した証拠だといえます。

景観を楽しむ旅

毎日忙しく過ごしている人は、道を歩いていても自分の思考で脳がいっぱいになり、周辺の景色すら見ていないことが多いといわれています。

人の神経は、「目」から癒やすこともできます。

高い山などから下を見下ろし、広大な景観を楽しむだけでも、脳と自律神経に強く健全な刺激を与えることができると考えられます。

オフィス街のビル群と狭い空間に慣れた都会人ならば、受ける刺激はさらに大きなものとなるでしょう。

景観を楽しむ旅のプランは、近場を探すことができればコストも時間も少なくすることができます。

美しい景観を楽しむようなプランは観光マップにも必ず掲載されているものですので、忙しい人に最適です。

グルメの旅

「食」から受ける効果も、人によっては大きな刺激となります。

食べ慣れた食事は、どれだけ美味しくてもあまり刺激にはなりませんが、いつもと違う味を舌に感じさせることで、中枢神経が強く活性化するのです。

生活圏内で美味しい店を探すのもよいのですが、できれば車や電車で少し遠出をし、少し文化圏の違う地域でグルメ旅をすると、さらに自律神経に刺激を与えることができるでしょう。

旅をする際の注意点

疲れた心身を癒すために旅をするのであれば、「一人旅」がおすすめです。

一人旅ならば自分のペースで行動でき、疲れたら休憩できますから、精神的にも楽です。

現代人の多くが、日常生活において”人間関係”で神経をすり減らしていますから、癒やしの旅をするときくらいは一人になってみましょう。

とにかく「気軽に楽しく過ごす」ことに重点を置き、”頑張って旅をする”という感情は持たないようにしなくてはなりません。

あまり細かなタイムスケジュールを立てないように注意しましょう。

楽しいこと、心地よいことに引っ張られるように自然に体を動かしているのが理想の旅のかたちです。

溜まりに溜まったストレスを発散し、そして知らず知らずのうちに正常な道筋を見失ってしまった自分自身に気付けることも、旅に出るべき意味なのです。

〈まとめ〉

• 心が疲れたときこそ休息をとるのではなく「旅」に出て刺激を与えることが大切
• 旅に出ることは日常のマンネリから抜け出し鈍った自律神経を復活させることに繋がる
• 心身の癒しには「森林浴」「パワースポット巡り」「温泉巡り」「景観を楽しむ旅」「グルメ旅」がおすすめ
• 旅をするときには「一人旅」で自分のペースで行動できるように注意する
• 楽しさと心地よさによって自然と体が動いているような旅が理想的