質の高い睡眠をとって免疫力を高めることが自律神経失調症の改善につながる

「最近やる気が出ない」「疲れやすい」「体がだるい」といったことはありませんか?

もしこのような症状の自覚がある場合は、免疫力が低下している可能性があります。

免疫機能は、風邪などの感染症だけに限らず、さまざまな病気やストレスから身を守るためにも重要な役割をしています。

ストレスや生活習慣によって免疫力が低下すると、うつ病パニック障害を併発してしまうリスクも高まりますし、自律神経失調症を改善していくうえで大きな弊害にもなりかねません。

前向きな思考と活力に満ちた体を手に入れるためにも、免疫力を高めてストレスに負けない体を作ることが大切です。

免疫力を高める方法はいくつかありますが、ここでは私が実際に試して確かな効果を感じることができた『質の高い睡眠をとって免疫力を高める方法』をご紹介します。

睡眠の必要性と役割

「質の高い睡眠」は、免疫力を高めるほかに、自律神経のはたらきを健全に保つためにも不可欠です。

自律神経は脳の「視床下部」という部分からスタートして、全身に脳からの司令を伝達しています。

「視床下部」の上には、欲望や感情を受け持つ「大脳辺縁系」があり、さらにその上部には知性を担う「大脳皮質」という脳が一体となり、それぞれが干渉し合っています。

これらの脳は、日中活動している間に疲労したり、一部の細胞が損傷したりもします。

これを修復させて蘇生させるのが「睡眠」の役割です。

もし睡眠が不十分であれば脳全体の機能が低下し、自律神経にも正しい信号を送ることができなくなってしまいます。

自律神経が乱れると、動悸が起きたり、緊張や不安を感じやすくなるといったことにもつながってきます。

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睡眠は量ではなく質が大切

免疫力を高めたり、自律神経のはたらきを正常に保つためには、ただ単に「たくさん眠ればよい」というわけではありません。

睡眠の「量」よりも「質」を重視することが大切になってきます。

睡眠中は「レム睡眠」「ノンレム睡眠」という2つの種類の睡眠パターンを交互に繰り返しており、ノンレム睡眠時には、体と脳の両方を休ませメンテナンスし、細胞の蘇生が行われます。

一方レム睡眠時は、体は休息していますが、脳の方は覚醒して「記憶・情報の整理」という大切な作業をしています。

この2つの睡眠パターンが正しく行われることで、疲労と損傷から脳を蘇らせ、そして記憶や情報もしっかりと整理されて脳機能が維持されるというわけです。

脳は人体の生命機能の中心的な存在ですので、ここがおかしくなると自律神経にも影響がおよび、精神的にも肉体的にも健康ではいられなくなります。

睡眠の質を高めて朝までぐっすり眠ることで、十分な回復が可能になり、結果的に免疫力を高めることや自律神経のはたらきを正常にするといったことに繋がります。

効率よく睡眠の質を高めるために│薬は使わずサプリメントで代用する

睡眠障害の治療として「睡眠導入剤」がよく用いられますが、副作用や依存などの危険性があることも知っておかなければなりません。

現在の睡眠導入剤は「ベンゾジアゼピン系」とよばれる薬剤が使われていますが、これを飲んで脳波計を観察すると、脳波に乱れが生じることがわかっています。

レム睡眠時の情報の整理作業中は、「α波」と呼ばれる”深いリラックス状態”が得られる脳波が出ているのが理想で、α波がたくさん出ている睡眠が「質の高い睡眠」とも言えます。

しかし、ベンゾジアゼピン系の睡眠導入剤を飲むと、α波は出現せず、脳は異様な興奮を続けることになります。

この状態を続けることで脳機能全体が低下し、混乱した脳からはデタラメな司令が自律神経に送られてしまいます。

そのため、質の高い睡眠を得るためには、極力薬の使用は避けることが大切です。その代わりに天然素材のサプリメントで代用することをおすすめします。

睡眠の質を高めてくれる天然成分3つ

前項の最後に書いた「天然素材のサプリメント」というのは、通販などで安全に手に入れることができます(さらに下のほうにご紹介しています)。

古くから受け継がれてきた天然食品の中には、以下のような「睡眠の質を高める成分」を多く含んだものが存在します。

クワンソウ

『クワンソウ』とは、沖縄や中国で重宝されてきた伝統的な薬草です。

クワンソウに含まれる「オキシピナタニン」と呼ばれる有効成分は、人の脳と神経を鎮静化させ、ストレスからくる興奮を鎮めて熟睡できる効果が科学的に証明されています。

トリプトファン

 

脳内物質『セロトニン』の原料となるアミノ酸が「トリプトファン」です。
セロトニンは、興奮や不安、緊張感、恐怖感といった感情の暴走を抑えたり、睡眠中の脳の修復作用にも関係しています。

また、セロトニンは睡眠初期に「メラトニン」という物質を作り出して眠気を誘いますので、睡眠には欠かせない物質と言えるでしょう。

ギャバ

ギャバもセロトニンと同様に、脳と自律神経の興奮を抑える「抑制系の神経伝達物質」の一つです。

日本人が、日本食しか食べなかった昔には不足することがなかった栄養素ですが、食の欧米化が進む現在では多くの日本人にギャバ不足の症状がみられ、精神疾患の増加の原因と考えられています。

すぐに始められる改善策としてサプリメントを取り入れる

上記の優れた睡眠成分を抽出し、凝縮させたサプリメントはいくつかあります。

サプリメントを選ぶ際には、それぞれの成分の『配合量』で決めると良いでしょう。たとえば、ギャバが10㎎しか配合されていないものよりも、100㎎配合されているサプリメントの方がより高い効果が期待できるということです。

上記にご紹介した睡眠に欠かせない成分、クワンソウ、トリプトファン、ギャバをすべて含むサプリメントの中でも、最も多く配合されているのが『マインドガードDX』というサプリメントです。

マインドガードDXに関しては過去に何度もご紹介していますが、睡眠の悩みだけでなくストレス症状(ゆううつ、不安、イライラ、パニックなど)をお持ちの方にも非常におすすめです。

他のサプリメントにはない配合量と吸収力を持っており、私自身、実感の早さや強さを一番感じることができたサプリメントです。

また、マインドガードDXには天然成分ばかりが配合されていますので、副作用や依存の心配もなく安心して続けることができます。

詳細記事➡マインドガードDX特集│効果・レビュー・飲み方・口コミまとめ

サプリメントの摂取と共に取り組みたいこと

自律神経のバランスを整えたり、免疫力を高めるには、サプリメントでの栄養摂取と共に取り組むことでさらに効果の上がる方法がいくつかあります。

日光を浴びる

脳の興奮を抑え、脳機能を健全に保つ神経伝達物質「セロトニン」は、日光を浴びることで分泌されることがわかっています。

セロトニンは”セロトニン神経”とよばれる器官で分泌されますが、絶え間なく分泌が継続されることで、神経器官そのものが強化される、という性質があります。

毎日日光を浴びる習慣をつけると、セロトニン神経内の「受容体」がたくさん作られ、セロトニン分泌力の高い体質に変化すると考えられます。

運動する

運動もまたセロトニンの分泌を高める方法です。また、運動によって体温が上がることで免疫力向上にも繋がりますので、少しの時間でも日常に取り入れたいものです。

適度な運動をすることは自律神経の交感神経と副交感神経を交互に切り替えることになりますので、凝り固まった自律神経をほぐす効果も期待できます。

ウォーキング、ジョギングなどの有酸素運動がおすすめです。

入浴方法を工夫する

温かいお湯にゆっくりと浸かり体温を上げることで、血液の循環が良くなり心身の緊張も解きほぐすことができます。

また、入浴は「ストレス発散」の効果もあります。

ストレスと自律神経は切っても切れない関係ですから、入浴によるストレス総量の軽減もまた、自律神経失調症改善に役立つ方法と言えます。

おわりに

自律神経失調症は、交感神経が優位になったまま副交感神経に切り替わりにくくなる症状です。

専門的な臨床医学でも、交感神経が高まっているときには免疫力が低下することが解っています。

そのため自律神経失調症を改善するためには、まず質の高い睡眠をとることを心がけ、免疫力を高めておくことが大切です。

【この記事のまとめ】

  • 免疫力は人間の生命において最も大切な要素
  • 睡眠は細胞の修復や脳を整理するために必要なもの
  • 脳機能を高めて自律神経を安定させるためには質の高い睡眠が必要
  • 質の高い睡眠には「クワンソウに含まれるオキシピナタニン」「トリプトファン」「ギャバ」が有効成分
  • 自律神経失調症改善には「日光にあたる」「運動」「入浴法」などを併用すると効果的
  • 交感神経が優位なときには免疫力が低下することが科学で証明されている


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