顔色が悪い(黒ずんでいる)原因や具体的な症状

顔色悪い

自律神経失調症の症状は顔色にも表れます。

黒ずんだり、青白くなったりすることが多く、顔の表情にも影響が出てくる場合もあります。

そもそも、『自律神経』は人体の各器官を自動でコントロールする器官ですので、ここに疾患が現れると体のいたるところに影響を与えてしまいます。

肌のコンデイションや顔色など、一見神経とは無関係なところであってもその影響が出る場合があり、その多くは「肝機能の低下」によるものです。

【1.症状】

1)顔色が黒ずんだようになり張りがない。
2)肌荒れなどのトラブルが多く、乾燥気味である。
3)肌にみずみずしさが無く実年齢よりも老化した肌質である。
4)顔に青白い部分がある

 

こういった症状が当てはまる場合は、皮膚組織の生成やターンオーバー(肌の新陳代謝、肌の生まれ変わりをいう)がうまく行われていないことが考えられます。

これは自律神経のバランスが崩れ、血流が悪くなったり、肝機能が低下したことによる肌への影響が考えられます。

【2.自律神経と肝臓】

肝臓自律神経は人体の生命維持のために、人が寝ている間も機能し続け、心臓、肺、胃腸、腎臓、肝臓などの動きにも深く関わっています。

内蔵は自律神経の「副交感神経」によって動くのですが、自律神経失調症になってしまい、交感神経が優位な状態が長く続くことによって、機能が低下してしまうのです。

【3.肝機能と肌の関係】

肝臓は肌のコンディションに直結する臓器と言っても過言ではありません。

皮膚組織を形成する多くのたんぱく質は、肝臓で合成され全身に運ばれます。

皮膚は3ヶ月ごと生まれ変わるターンオーバーを繰り返し、常に新しい皮膚組織が表面にあるようになっていますが、肝機能が低下すると、このターンオーバーが上手く行われずに「新鮮な皮膚が生まれない」といった状態になります。

その為、顔色が悪く見え、肌のコンデションも悪くなります。

また肝臓は体を酸化させ老化の原因となる「活性酸素」を除去するグルタチオンという物質を生成しています。

自律神経失調症になり肝機能が低下してしまうとこのグルタチオンの生成力も弱まります。

活性酸素は皮膚組織を攻撃し、肌は老化してみずみずしさを失い、肌ツヤも悪くなります。

肌色メラニンの影響が大きい

人の肌には2種類のメラニンがあり、『肌色メラニン』と『黒色メラニン』に分かれます。

日焼けなどをして増殖するメラニン色素は黒色メラニンですが、肝臓は肌色の色素を受け持つ肌色メラニンを生成します。

肝臓病になった人の顔色がどす黒くなるのはこの肌色メラニンの生成が不十分な為であり、それは自律神経失調症で肝機能が低下してしまった場合も同じことが起こります

改善方法は?

改善方法としては、食生活の見直しや運動、サプリメントによって『セロトニン』を分泌させることがおすすめです。

セロトニンは、『幸せ脳内物質』とも言われています。

セロトニンが不足すると、不安感や憂鬱状態を引き起こしやすくなり、心の元気がどんどんなくなってしまいます。

セロトニンが活性化することによって心を落ち着かせることができ、ストレスに強くなったり、気持ちが前向きに働きやすくなるといった嬉しい効果が期待できます。

セロトニンはサプリメントによる栄養摂取によって分泌を助けることができます。

詳しくは【不安・憂鬱・緊張・ストレス】に!おすすめのサプリメントを参考にしてみてください。

【まとめ】

人体の全身の皮膚組織は内蔵の健康状態のバロメーターでもあります。

単なる肌荒れや色のくすみ、シミだと軽視していると別の部分に大きな疾患が隠されている場合があり危険です。

また肝臓など主要臓器の健康の維持に必要不可欠なのが、自律神経のバランスであり、自律神経に不調をきたしてしまうと内蔵の働きも弱まったり、病気になることもあるのです。



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